（FoE英国より）

環境団体のFoE英国は９月26日、英国政府が再生可能エネルギーを促進するための欧州連合（ＥＵ）の計画から、航空業界を除外するように働きかけていることが判明したと報告した。

ＥＵの提案に従うと、欧州は2020年までにエネルギーの20％を再生可能エネルギー源でまかなわなければならず、現在のところ、2020年までに15％に達する見込みである。

ＢＢＣが入手した文書によると、英国は、「航空部門でエネルギーの20％を再生可能エネルギー源でまかなうことは困難な可能性があるため、目標から航空機を除外」し、「2020年に至るまでの中間目標を設定し、新築住宅でグリーンエネルギーを利用することを義務ではなく、任意に」しようとしているという。

FoEのエネルギーに関するキャンペーンを担当するロビン・ウェブスターは、「航空業界を無視することは、カロリーを計算するダイエットをしながらも、チョコレートのカロリーを計算しないようなものだ」と指摘しながら、「ブラウン首相は、繁栄する再生可能エネルギー業界の構築にあらゆる政府部門が重点的に取り組み、私たちすべてにとってクリーンで安全な未来を確保しなければならない。これにより、気候変動に対応し、輸入化石燃料への依存度を軽減させ、数十億ポンドの価値がある業界を促進し、数十万の雇用が創出されるだろう」と述べた。

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