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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年10月19日
英国 2050年までに温室効果ガス80%削減をめざす
(英国 エネルギー・気候変動省より)
エネルギー・気候変動省のエド・ミリバンド大臣は10月16日、英国は2050年までに1990年比で温室効果ガスを80%削減すると表明した。同省は、気候変動における国際協定に大きく貢献するものと捉えている。今回の表明は、政府が気候変動委員会の勧告をすべて受け入れたことによるもので、大臣は、現在国会で審議中の気候変動法案を改正して新たな目標に法的拘束力を持たせるとしている。
また、エネルギー法案改正の提案や小規模の再生可能エネルギーを支援するための固定価格買取制度の導入を計画していることも表明。さらに、再生可能な熱利用促進について近いうちに発表予定であることも明らかにした。また電力会社が電気料金の前納制度における過剰な料金請求をやめない限り、不当な料金格差を断ち切るための法律も考慮すると述べている。排出削減対象としては、二酸化炭素だけでなく、京都議定書で掲げられた全6種類の温室効果ガスを対象とするべきだとした。
就任後初となる今回の演説で、ミリバンド大臣は新たな省の目標も掲げている。「求めやすく安全で持続可能なエネルギーの確保」「英国における低炭素社会への移行」「2009年12月のコペンハーゲン会議での国際的合意」の3つで、「われわれの排出量の2/3がエネルギーの使用によるものならば、エネルギー政策と気候変動政策を切り離して考えるべきではない」と述べた。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20081019_1.html
英国 2050年までに温室効果ガス80%削減をめざす