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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年10月26日
NOAA年次報告:北極域での温暖化影響さらに進行
(米国海洋大気庁より)
米国海洋大気庁(NOAA)と国際チームは10月16日、北極域における環境変化を示す年次報告書「北極レポートカード(Arctic Report Card)」を発行し、温暖化による影響がさらに進行していることを伝えた。この年次報告書は、NOAAが2006年から導入したもので、北極域における6つの分野(大気、海氷、生態、海洋、陸域、グリーンランド)の変化を追跡し、毎年10月に更新される。
今年の報告書では、近年の海氷消失により秋季の気温が平年を5℃上回る記録的な値になったこと、夏季の海氷の消失が記録値に近づいたこと、グリーンランドの氷床の融解などを挙げ、北極域で引き続き温暖化が進んでいる証拠としている。
報告書は6つの分野の変化について温暖化の影響を評価しており、大きく影響を受けていると考えられる場合は「赤色」で表示している。今年の評価では、6つの分野のうち3つ(大気、海氷、グリーンランド)が赤色で示され、昨年の2つ(大気、海氷)から1つ増加した。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20081026_1.html
NOAA年次報告:北極域での温暖化影響さらに進行