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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年11月19日
報告書:風力エネルギーで2020年までに100億トンのCO2削減が可能
(グリーンピース・インターナショナルより)
北京発―世界風力エネルギー協会(GWEC)とグリーンピース・インターナショナルが10月30日に発表した、報告書『2008年世界風力エネルギー展望(Global Wind Energy Outlook 2008)』によると、2020年までに風力によって世界のエネルギー需要の12%を賄い、二酸化炭素(CO2)排出量を100億トン削減することが可能であることが示されている。
GWECのスティーブ・ソーヤー事務局長は、「世界全体のCO2排出量を削減させるために残されている時間はわずか数年で、達成するには風力が主要な役割を果たさざるを得ないだろう。風力のように、CO2を排出せず、残された時間内に必要とされている新しい発電容量を提供できる技術は他にない。」と述べながら、「だが、各国政府は実現に向けて断固とした行動をとらなければならない」と指摘した。
風力エネルギーは、すでに世界の多くの地域で主流の発電源になっており、70カ国以上で展開されている。また、風力エネルギーは、環境に恩恵をもたらすだけでなく、エネルギー供給の安全保障と不安定な化石燃料の価格についての懸念の高まりに対する持続可能な解決策にもなる。さらに、経済発展においても重大な要素になりつつあり、現在、35万人以上の直接的及び間接的な「グリーン・カラー」の雇用を創出している。2020年までには200万人を超えると予測されている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20081119_1.html
報告書:風力エネルギーで2020年までに100億トンのCO2削減が可能