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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年11月24日
オバマ次期大統領、超党派知事の気候サミットにビデオメッセージを送る
(オバマ次期大統領HPより)
米国、ワシントンDC発─バラク・オバマ次期大統領は11月18日、カリフォルニア州ロサンジェルスで開催された超党派知事による世界気候サミットに、「気候変動問題における米国のリーダーシップの新たな一章を刻む」と約束するビデオメッセージを送った。同サミットには、全米27州の知事とオーストラリア、中国、インド、英国等の政府代表が参加した。メッセージの要約は以下の通り。
気候変動との闘いほど米国、そして世界にとって喫緊の課題はない。科学的に議論の余地はなく、事実も明確に示されている。このまま対策を講じなければ、気候変動と輸入石油への依存によって我が国の経済はさらに弱まり、安全保障も脅かされ続けることになる。
全米の知事の多くがこの課題に取り組んでいることを私は知っている。ワシントンでは往々にして、同じような指導力を示すことができないのが現状だ。だが、私が大統領に就任したら、そのような状態は変わる。
手始めに連邦キャップ・アンド・トレード制度を導入する。そして温室効果ガスの排出量を2020年までに1990年水準までに削減、そして2050年までにさらに80%削減するために、毎年厳しい削減目標を設ける。さらに、クリーンなエネルギー未来を構築しようと努力する民間部門へ毎年150億ドルを拠出する。これにより、輸入石油への依存度低減、安全保障の改善、国内産業の転換、大量雇用創造による経済危機脱出が図れる。
しかし、気候変動問題の解決には各国との協力が必要だ。大統領に就任したら、米国は気候変動に関する交渉に精力的に参加し、気候変動問題における新たな国際協力の時代へと国際社会を導く手助けをする。
今こそ、この課題に立ち向かうべき時だ。先送りや否定などしていられない。ここに約束する。私が大統領に就任したら、クリーン・エネルギーを推進する知事や企業には政権やワシントンが、気候変動対策に取り組む国には米国が味方になる。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20081124_1.html
オバマ次期大統領、超党派知事の気候サミットにビデオメッセージを送る