本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年11月25日
中国 石炭燃焼が経済を後退させる
(世界自然保護基金より)
北京発-世界自然保護基金(WWF)は10月29日、中国における2007年の石炭の総外部費用が2,500億ドルに達したことを報じた。これは同年同国のGDP(国内総生産)の7.1%に相当する。WWF中国と、グリーンピース、エネルギー財団(The Energy Foundation )の3団体は、共同で作成を委託した報告書『真の石炭コスト』(The True Cost of Coal)の結果を踏まえ、中国政府に石炭の公正な価格制度を設定するよう要請している。
新たな報告書『真の石炭コスト』(The True Cost of Coal)は、中国の経済研究機関や中国人民大学など複数機関によって作成された。中国における石炭の外部費用の概要をまとめており、真のコストには大気汚染、水質汚染、生態系悪化、インフラへの悪影響、人的被害と死亡などを含む。さらに国の規制のゆがみも考慮した。
報告書の執筆リーダーは、「市場の失敗と規制の弱さの結果、環境と社会上の悪影響が過小評価されている。中国はこうした外部費用を考慮し、石炭価格にその真のコストを反映させなければならない」と話す。また、グリーンピース中国の気候とエネルギー部門代表は、「真の石炭コストを認識することは、クリーンで持続可能なエネルギー源を開発する動機を生み出すだろう」と述べている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20081125_1.html
中国 石炭燃焼が経済を後退させる