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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年11月26日
地域毎の気候変動適応策の評価ツール開発
(欧州連合より)
欧州連合は11月11日付けのリリースで、政策立案者が意思決定の進め方で気候変動がもたらす影響を考慮できるように作られた、「適応スキャン(adaptation scan)」というインターネット上のツールがオランダで開発されたと発表。
同ツールでは、特定の地域の気候変動のシナリオや影響が示されるほか、正負両方の影響に対処するための適応策も提供されている。
予備的研究として、オランダ北西部のフローニンゲンの当局が作成した地域開発計画の草案をコンサルタントらが同ツールを用いて評価したところ、フローニンゲンですでに採用されている対策の多くは、予測されている影響への対応として適切ではなかったことが明らかになった。ツールを使用することで、他の地域で実績のある、計画に追加すべき対策が識別された。
現在、同ツールには気候変動がもたらす22の物理的な変化、250の影響と、100の適応策が含まれており、これらの数をさらに増やすことが計画されている。また、現在のツールはオランダ向けに作られているが、他のEU諸国でもこれをモデルにして利用することが可能だという。同ツールは2009年初めに一般公開される予定。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20081126_1.html
地域毎の気候変動適応策の評価ツール開発