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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年12月14日
スコットランド政府、世界で最も野心的な気候変動法案を発表
(スコットランド政府より)
スコットランド政府は12月5日、通過すれば世界で最も野心的な気候変動法となる法案を発表した。この法案は、6種の温室効果ガスを対象に、2050年までに排出量を80%削減することを目指しており、中間目標として2030年までに50%の削減を掲げている。さらに、2010年から2050年まで毎年の年間目標を設定するとしている。排出量には、国際航空や国際船舶からの温室効果ガスも含まれる。
法案発表後のスピーチで、運輸・インフラ・気候変動担当のスチュワート・スティーブンソン大臣は、「目標を設定すること自体が目的ではない、重要なのはその実行にある」と述べ、「この意欲的な目標の達成に向け、短期、中期、長期の政策選択肢を検討中であり、来年には公表できるだろう」と語った。
さらに、同大臣は、「目標達成には大きな努力が伴うが、スコットランドの政府、産業界、市民は気候変動に立ち向かう覚悟ができていると確信している」と述べた。政府が実施した気候変動法案に関する一般からの意見募集の際には、2万1千件以上の返答が寄せられた。
(注)法案の内容、大臣の肩書については下記参考資料を参照。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20081214_1.html
スコットランド政府、世界で最も野心的な気候変動法案を発表