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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年01月01日
次世代型携帯電話は充電要らず
(テキサスA&M大学より)
テキサス州カレッジステーション発-通話者の音波を電力に変換するため、充電の必要がない携帯電話--テキサスA&M大学化学工学科のタヒール・ケイジン(Tahir Cagin)教授の最新研究によって、こうした携帯電話も実現の可能性が出てきた。同大学が12月1日に発表した。
ナノテクノロジーを主に研究しているケイジン教授は、科学界で「圧電素子」として知られている物質を利用して、バッテリーのような交換できる電力供給装置がなくても自動的に電力を供給する装置を開発した。圧電素子はフランスの科学者によって1880年代に発見されたもので、新しいものではない。第一次世界大戦時にはソナー装置(音波の反射による水中障害物や海底状況探知装置)に使用されたり、最近ではマイクやクォーツ時計、自動車用のシガレットライターなどに使われている。
しかし、「ナノスケールにおける圧電素子の機能追求は、従来とは違った複雑な側面での新たな試みだ」と、同教授は話す。素材をナノスケールの次元にまで落とすと、パフォーマンス性能における素材の特性はがらりと変わるという。
今回の研究では、ある特定の大きさの圧電材料を20~23ナノメートルというサイズで作ると、効率のよいエネルギー変換が完璧にできることが分かった。このサイズより大きくても小さくても、エネルギー変換能力は低下する。この技術で、低電力の電子機器(携帯電話のほか、ノートパソコン、パーソナル・コミュニケーター、そのほか多くのコンピュータ関連装置など)の電力供給に大きな効果が見込めるという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090101_1.html
次世代型携帯電話は充電要らず