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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年01月04日
研究報告:将来のエネルギー需要の10%はバイオマスに
(ドイツ連邦環境省より)
ベルリン発--12月3日に発表された、ドイツ連邦政府地球気候変動諮問委員会(German Advisory Council on Global Change)による最新報告書によると、世界のエネルギー需要の10%はさほど遠くない将来に、バイオマスで賄える可能性があることが明らかになった。
研究報告によると、バイオマスの利用が長期にわたって成功すれば、食糧生産や気候保護を犠牲にすることなく、エネルギーを生成できる。これを実現するためには、国レベルでも国際レベルでも持続可能性基準を設けるべきだという。
諮問委員会は、さまざまな種類のバイオマスについて、温室効果ガスの的確なバランスを研究する必要性を明らかにした。さらに、バイオマスからのエネルギー生成と農業利用との相互作用もさらに研究されるべきだとした。ドイツ連邦政府は、再生可能エネルギーの可能性を最大限に利用したい考えで、シャバーン教育研究大臣は、こうした研究に今後数年間で2億ユーロをつぎこむ考えを示した。
バイオエネルギーに関する今回の研究報告は、地球環境と政策発展とのつながりに焦点を当てた最初の包括的分析。諮問委員会は、「バイオエネルギーは、電力生成に利用されれば、気候保護に最大の貢献をする」と話す。電力会社は、土壌や水、気候に危険を及ぼさず、食糧生産と共存できる、廃棄木材、堆肥、ワラなどの残留物にまず着目すべきだとしている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090104_1.html
研究報告:将来のエネルギー需要の10%はバイオマスに