本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年01月05日
代替エネルギー有望株:地熱エネルギーはスゴイ!
(国連環境計画より)
気候変動対策と電力に接続していない20億人への電力供給が現世代の大きな課題となっているなか、地熱エネルギー技術が解決策となるかもしれない--12月24日、国連環境計画が発表したところによると、ケニアの高度な地震実験と掘削技術実験をあわせたプロジェクトで4~5メガワットの発電能力を持つ複数の地熱井と、8メガワットの発電能力を持つ地熱井1つが発見されたという。実験は、国連環境計画、地球環境ファシリティが、ケニア電力公社KenGenと協力して行なった。
国連環境計画のアヒム・シュタイナー事務局長は、「アフリカ大地溝帯沿いでは、少なくとも4,000メガワットの発電ができるようになっている。住民に電力を供給し、地域発展を促し、汚染源で予測のつかない化石燃料への依存を減らすため、地熱発電技術を後回しにせず、今こそ取り掛かるときだ」と述べた。アフリカでは、ケニアが2015年までに地熱発電を1,200メガワットにする目標を立てているほか、コモロ諸島、コンゴ民主共和国、ルワンダなど、地熱エネルギーを保有している多くの国々が地熱発電拡大の意思を示している。
ジブチ共和国、エリトリア、エチオピア、ケニア、ウガンダ、タンザニアでの掘削も、強固な地熱エネルギー経済を確立しているアイスランドの強力なサポートで2009年初めには開始の予定。現在進行中、あるいは既に京都議定書のクリーン開発メカニズムに登録されている地熱発電プロジェクトは12以上で、エルサルバドルの2基(合計50メガワット)、グアテマラ1基(25メガワット)、インドネシア4基(合計200メガワット)、ニカラグア1基(66メガワット)、パプアニューギニア1基(55メガワット)、フィリピン2基(60メガワット)などがある。
アースポリシー研究所の推定によると、世界の地熱発電容量は、1975年の1,300メガワットから2000年には8,000メガワットに増加し、2007年にはほぼ1万メガワットに達したという。2010年までには1万3,500メガワットに達すると見込んでいる。
地熱発電では、米国が3,000メガワットの容量で世界のトップ。次いで、フィリピンの2,000メガワット、インドネシアの1,000メガワットと続いている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090105_1.html
代替エネルギー有望株:地熱エネルギーはスゴイ!