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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年01月11日
韓国:気候変動への対処に向けた総合水管理計画の策定が急務
(韓国環境省より)
韓国環境省は12月30日、国立環境研究院(NIER)が、梨花女子大学の研究機関に委託して実施した、気候変動に伴う水資源と水質への影響評価および適応策の開発に関する研究成果を公表した。
分析の結果、韓国の年間降水量は、2000年以降1,400mmを超え、ここ数年は1,500mmを超えていた。現行の水資源管理計画で想定されている、1,245mm(1974年から2003年の平均値)とは大きくかけ離れた数値である。
また、出水期(7月から9月)と非出水期を比較すると、出水期における降水量が急激に増加し、季節的偏りが大きくなっている。最近では、豪雨(一日の雨量が80mm以上)の発生頻度が1970年代の2倍に増え、洪水が頻繁に起こるようになっている。
さらに、1989年から2007年の漢江流域の水質変化を分析した結果、生物化学的酸素要求量(BOD)が低下し、化学的酸素要求量(COD)が上昇していた。原因として、大気中の二酸化炭素(CO2)の増加による植物生産性の向上、平均気温上昇に伴う有機物分解速度の増大、降雨パターンの変化と河川流量の増加による、難分解性有機物の河川への流出が考えられる。
DSR指標= DSR指標とは?
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韓国:気候変動への対処に向けた総合水管理計画の策定が急務