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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年01月18日
研究報告:宇宙線減少は地球温暖化の原因ではない
(気候環境研究センターより)
銀河宇宙線として知られる宇宙からの放射線の変化が地球温暖化の一因との見方があるが、宇宙線の雲への影響を調べた最新研究で、その可能性は非常に低いとの結論が出た。気候環境研究センター(CICERO:Center for International Climate and Environmental Research - Oslo)が12月17日に発表した。
CICEROを含む北欧の研究機関4つが参加した研究チームによる今回の研究では、2000年から2005年の間に22回発生したフォーブッシュ減少(2日間にわたる激しい太陽活動で宇宙線の量が激減する現象)の観察データを使い、雲量の他に、雲粒径、雲の水分量、光学的深さといった微物理パラメータを詳しく調べた。その結果、4つの各パラメータと銀河宇宙線の関係において、統計的に有意な相関関係は見つからなかったという。
宇宙線原因説派の仮説は「宇宙線が減少すれば、雲粒も減少し、雲粒径も小さくなる。雲粒が減少すると宇宙に反射される太陽エネルギーが減少するため、地球温暖化を引き起こす」というものだが、これを支持する研究者は少ない。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090118_1.html
研究報告:宇宙線減少は地球温暖化の原因ではない