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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年01月20日
米国北東部と中部大西洋岸の11州、地域レベルの「低炭素燃料基準」導入へ
(ニューヨーク州環境保護局より)
ニューヨーク州環境保護局は1月6日、自動車や建物で使用される燃料の炭素濃度を低減するため、北東部と中部大西洋岸の各州と連携し、地域レベルの「低炭素燃料基準」を策定すると発表した。参加を表明しているのは、地域温室効果ガス・イニシアティブ(RGGI)に加盟している10州とペンシルベニア州。
「地域レベルの低炭素燃料基準は、気候変動の危機に対応しうる次世代燃料の開発に弾みをつけるだろう。RGGIの成功が示しているように、各州が連携すれば、経済にも環境にもプラスになる政策を打ち出すことができる」と、ニューヨーク州エネルギー研究開発局のロバート・カレンダー氏は語る。
低炭素燃料基準(LCFS)は、燃料中の炭素含有率削減に向けた、市場ベースの、技術的に中立な政策を構築するのがねらい。この基準を運輸部門に適用すれば、従来の燃料よりもカーボン・フットプリントの小さい、電気自動車やバイオ燃料の使用を促すことができる。
低炭素燃料基準の導入は、発電所から排出される二酸化炭素の量に上限を設けるなど、革新的なプログラムを実施しているRGGIにとっては、ごく自然の成り行き。RGGIの10州は、米国初の強制参加による、キャップ・アンド・トレード制度の下、排出枠オークションをすでに2度実施している。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090120_1.html
米国北東部と中部大西洋岸の11州、地域レベルの「低炭素燃料基準」導入へ