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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年01月21日
世界人口の半数、2100年までに食糧危機直面の可能性
(ワシントン大学より)
米国のワシントン大学は1月8日、急速な温暖化によって熱帯と亜熱帯地域の作物生産量が今世紀末までに深刻な変化を遂げる可能性があると発表した。同大学の最新研究で明らかになったもので、もし適応策がとられなければ、世界人口の半数が深刻な食糧不足に直面することになるだろうとしている。
赤道地帯の人口成長は世界で最も速く、そこに暮らす人々の生活も世界で最も貧しい中に含まれる。また、現在の人口は30億人だが今世紀末までにはほぼ2倍になることが予想されている。この地域に該当するのは、米国南部、アルゼンチン北部、ブラジル南部、インド北部、中国南部、オーストラリア南部、アフリカ全土。
研究によると、熱帯では、気温が高くなるとトウモロコシやコメなどの主要作物の生産量が20~40%低下する可能性があるという。気温の上昇はまた、土壌の水分量を不安定にさせ、作物生産量をいっそう早く低下させるという。
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世界人口の半数、2100年までに食糧危機直面の可能性