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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年01月26日
2008年の自然災害による経済的損失、観測史上3番目に
(ミュンヘン再保険グループより)
頻発する熱帯低気圧や四川大地震が発生した2008年の経済的損失は、気候関連の自然災害によって損失が大規模になったことで、ハリケーンの年だった2005年、阪神淡路大震災があった1995年に次ぎ、観測史上3番目であった。ミュンヘン再保険グループが12月29日に発表した。
犠牲者や損失のあった災害発生数は750件と前年の960件よりも減少したものの、各災害の犠牲者数や損害額によって全体の数字が大幅に押し上げられた。世界全体で、2008年の自然災害による死亡者数は22万人超。経済的損失の総額は2,000億ドル(2007年は820億ドル)であったが、2005年の記録(2,320億ドル)には及ばなかった。保険損害額は450億ドルと、前年比で約50%増であった。
同グループのトルステン・イェヴォレック取締役は、「この傾向は長期的に続く。気候変動はすでに始まっており、強烈な気象現象を頻発させ、その結果、自然災害が発生しているという確率は非常に高い。沿岸部など被災しやすい地域に資産価値が集中しているため、損失規模も世界的にさらに拡大する」と話している。
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2008年の自然災害による経済的損失、観測史上3番目に