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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年02月06日
欧州委員会、コペンハーゲンでの国連気候変動会議に向けた提案を公表
(欧州連合より)
ベルギー、プリュッセル発―2009年12月にコペンハーゲンで開催される国連気候変動会議で新たな枠組み合意が見込まれている中、欧州委員会は1月28日、この国際合意へ向けた具体的提案をまとめた文書を公表した。
欧州連合(EU)は、気温の上昇を産業革命前から2℃未満に抑えることを目標にしており、そのためには、世界の排出量を2020年の前にピークにし、2050年までに1990年比で少なくとも半減しなければならない。この目標達成に向け、先進国は率先して排出量削減に努め、2020年までに1990年比で全体として30%削減すべきだとしている。
一方、開発途上国も削減努力が必要だとし、全体としての排出量増加が、現状のまま増加すると想定した値から15-30%低いレベルに制限すべきだとしている。その中には、熱帯地域の森林減少による排出を削減することも含まれている。
さらに、EUの排出量取引制度(EU ETS)を他のキャップ・アンド・トレードシステムと連携させて、2015年までに経済協力開発機構(OECD)加盟国による排出量取引市場を創設することを提唱している。その後、世界的市場を視野に入れて、2020年までに主要な新興国を含む市場に拡大させていくべきだとしている。
この文書は、欧州委員会から欧州理事会と欧州議会、EU諮問機関に送られて検討が加えられ、3月の欧州理事会で審議される予定。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090206_1.html
欧州委員会、コペンハーゲンでの国連気候変動会議に向けた提案を公表