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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年02月07日
ユニセフ、緊急事態にある女性と子供を支援するため10億ドル超の資金援助を要請
(国連児童基金より)
スイス、ジュネーブ発-国連児童基金(ユニセフ)は1月27日、「人道支援活動レポート2009年版(Humanitarian Action Report 2009)」を発表し、世界36カ国の女性と子供を支援するため、10億ドル超の資金援助を要請した。アフリカ東部と南部での支援要請が増えており、前年に比べ17%の増額となった。
「この報告書で取り上げている多くの国は、その実態が語られず、忘れられる危機に瀕しています」と、ユニセフ事務局長のアン・ベネマン氏は語る。「病気、貧困、飢餓のために女性と子供たちが毎日のように命を落としています。しかし、悲しいことに、こうした事実はほとんど注目されていません」。
資金の半分以上は、現在実施されている、コンゴ民主共和国、ソマリア、スーダン、ウガンダ、ジンバブエでの人道支援活動に充てられる。ユニセフでは、2005年から2007年の間に年平均で92カ国・276の緊急事態に対処したが、そのうち50%以上は自然災害の発生によるものだった。
ある研究では、今後10年間に気候変動がもたらす自然災害により被害を受ける人の割合は、女性と子供が65%を占めると予測している。これが現実となれば、1億7,500万人もの子供たちが、気候変動の犠牲になる可能性がある。
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ユニセフ、緊急事態にある女性と子供を支援するため10億ドル超の資金援助を要請