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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年02月14日
NATO、極北における安全保障の展望について協議
(北大西洋条約機構より)
1月28日と29日の2日間、アイスランドの首都レイキャビクで、同国政府の主催による、極北における安全保障の展望に関する検討会が開催された。会議には、北大西洋条約機構(NATO)事務総長を始め、NATO加盟国の閣僚や大使、軍事委員会議長などが出席した。
この中で、デ・ホープ・スケッフェルNATO事務総長は演説を行い、「我々が今日、ここに集まっているのは、具体的な脅威に対処するためではない。変化に対処し、変化への理解をより深めるためである」と述べた。
そして、「氷床の融解によってもたらされる変化は、北極協議会やNATO加盟国のみならず、多くの国々の関心事となっている。まさしく国際社会全体が、すでに始まりつつある変化の影響を受けることになる。NATOは、その特別な力を備えた同盟関係が、どこに付加価値を付けられるかを見極める必要がある」と述べた。
スケッフェル事務総長は、北極圏での船舶活動の増加に伴う海難事故や、エネルギーの海上輸送が及ぼす生態系への被害の可能性を指摘。この点においてNATOは、捜索・救援任務や災害時の援助活動など、いくつもの貢献ができると主張している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090214_1.html
NATO、極北における安全保障の展望について協議