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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年02月17日
南アジアの数億人 水ストレス深刻に
(国連環境計画より)
タイ、バンコク/ケニア、ナイロビ発―国連環境計画(UNEP)が2月6日、発表したところによると、行き過ぎた開発、気候変動、国家間の不十分な協力によって、7億5,000万人を支える世界最大の河川流域のいくつかが脅かされているという。国連環境計画とアジア工科大学院による最新報告書「南アジア 脅かされている水」(Freshwater Under Threat: South Asia)で明らかになった。
南アジアには、世界で最も貧しい人々も含め、世界人口の1/4が暮らしているが、地球上の新鮮な水資源のうち5%未満しか手に入らない。
報告書で調査されたのは、ガンジス・ブラフマプトラ・メグナ川流域(バングラディシュ、ブータン、中国、インド、ネパール)、インダス川流域(アフガニスタン、中国、インド、ネパール、パキスタン)、ヘルマンド川流域(アフガニスタン、イラン、パキスタン)の3つの流域。
報告書によると、ヒマラヤの氷河の67%が後退しているため、気候変動は長期にわたって3つの流域すべてにおいて深刻な水不足をもたらす可能性があるという。また、生態系が不安定になっていることにより、インダス川とヘルマンド側の流域の水資源は特に脆弱だとも指摘している。
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南アジアの数億人 水ストレス深刻に