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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年02月21日
報告書「世界銀行の融資は、化石燃料エネルギー中毒を奨励」
(銀行情報センターより)
米国のNGO銀行情報センター(Bank Information Center:BIC)は2月10日付けのリリースで、世界銀行のエネルギー部門に対する全般的な融資アプローチが、途上国の低炭素開発の道に向けた移行を支援していないことを示す評価報告書について述べた。
「世界銀行のエネルギー部門の融資:世界の化石燃料中毒を奨励(World Bank Energy Sector Lending: Encouraging the World’s Addiction to Fossil Fuels)」と題する報告書によると、2008年度の世界銀行と国際金融公社(IFC)による化石燃料への財政的支援は102%増加している一方で、再生可能エネルギーはわずか11%の増加だった。
同報告書の執筆者であるBICのハイケ・マインハルト-ギブス(Heike Mainhardt-Gibbs) 氏は、「2008年度に世界銀行とIFCが融資に関わった計画の期間全体における二酸化炭素排出量は、世界のエネルギー部門の二酸化炭素年間排出量の約7%を占め、これはアフリカのエネルギー部門からの年間排出量の2倍以上に相当する」と述べ、世界銀行は化石燃料の開発への財政的支援の方法を注意深く見直さなければならないと指摘した。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090221_1.html
報告書「世界銀行の融資は、化石燃料エネルギー中毒を奨励」