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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年03月07日
ロンドン市、市民の食に関するカーボン・フットプリントを調査
(ロンドン市より)
ロンドン市は2月20日、市民の食事から排出される温室効果ガスについて、初めて調査・検証した報告書、「ロンドン市食品部門の温室効果ガス排出量(London's Food Sector Greenhouse Gas Emissions)」を発表した。これにより、ロンドン市民全体の食事の量が年間80億食にも上り、1,900万トン近くの温室効果ガスを排出していることが明らかになった。
報告書によると、食品部門で排出される温室効果ガスの78%は、製造時やロンドンまでの製品輸送時など、ロンドン以外の場所で発生し、22%がロンドン市内で、店舗やレストランへの出荷、保管、調理、食事、食品の廃棄が行われる際に発生している。なお、市民は購入した食品の1/3を廃棄しており、食品廃棄物からの温室効果ガスは、630万トンに上るとみられている。
「私たちは、食材が食卓に上るまでのことを、あまり気に掛けていませんが、不必要に環境に負荷を与えている要素はいくつもあります。この報告書は、私たちが変化を起こすために、どのような対策を打てるかを示すものです」と、ロンドン食料委員会(London Food)の委員長を務めるロージー・ボイコット氏は語る。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090307_1.html
ロンドン市、市民の食に関するカーボン・フットプリントを調査