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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年03月13日
地球温暖化による悪影響 予想より悪化の可能性
カテゴリー:気候
(スタンフォード大学より)
決め手となる行動がなされなければ、21世紀の地球温暖化は、もっと速いスピードで加速し、環境上の悪影響も予想をさらに上回る。――ノーベル平和賞を受賞した気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の主要メンバー、クリス・フィールド氏の最新研究で明らかになったもので、同氏が教授を務める米国スタンフォード大学が2月18日付けのリリースで発表した。
フィールド氏の研究によると、「これまでどおりのやり方」では、高温による熱帯の森林火災や、北極圏のツンドラ(永久凍土地帯)の融解が起こり、地球温暖化をさらに進めてしまう温室効果ガスが何十億トンと放出されることになる。これは、今世紀末までどうにも制御できない悪循環だという。
「人間が引き起こす気候変動は、何千年にもわたって大量の二酸化炭素(CO2)を蓄えてきた森林やツンドラの生態系からのCO2放出を加速させる。これは本当に危険なことだ。誰も、この大量の炭素放出に歯止めが利かなくなり始める危機的な一線を越えたいとは思わない」とフィールド氏は語っている。
同氏の研究結果は、2月14日に行われた米国科学振興協会の年次総会で発表された。
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地球温暖化による悪影響 予想より悪化の可能性