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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年03月16日
バイオ燃料ブームが熱帯雨林破壊を煽る?
(スタンフォード大学より)
熱帯地方全域の農家が、バイオ燃料作物を栽培するために森林を破壊してしまう恐れがあることが、スタンフォード大学ウッズ環境研究所の最新調査で明らかになった。同大学が2月17日付けリリースで発表した。
調査を行った同研究所のホリー・ギブス氏は、「もし熱帯地方で生産されたバイオ燃料で車を動かせば、私たちは事実上、ガソリンタンクの中で熱帯雨林を燃やしていることになる。そうなる可能性は高い」と警告する。
また同氏は、バイオ燃料作物の生産を支持している政策は、意図しなくても気候変動を早く進めてしまう可能性があると指摘。「熱帯の森林に対する潜在的な波及効果に注目するエネルギー政策をもっと深く掘り下げて考慮しなければ、(このような環境災害が起こるのは)もう間近だろう」と続けた。
今回の研究は、1980年から2000年までに収集された細かな衛星画像を分析したもので、熱帯地方全域にわたって農業がどのような経路で拡大していったのか、その特性を詳しく解析した初の研究である。
(お詫び)
3月16日付の記事が誤って3月15日に掲載されておりました。3月15日付の記事はこちらになります。訂正し、お詫びいたします。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090316_1.html
バイオ燃料ブームが熱帯雨林破壊を煽る?