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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年03月20日
世界の炭素市場2009年の見通し:ポイントカーボン報告書
カテゴリー:経済
(ポイントカーボン社より)
ノルウェー、オスロ発―炭素市場に関する情報を提供するポイントカーボン社は2月24日、同社が発表した報告書に基づき、世界の炭素市場の2009年の見通しを伝えた。この報告書によると、2009年の取引総量は二酸化炭素換算で59億トンで、2008年の49億トンに比べ20%増となる見込み。
しかしながら、2008年下期からの大きな伸びはないとみられ、取引量に関しては横ばい状態と予想されている。一方、2009年の取引額は626億ユーロと見積もられており、2008年の920億ユーロと比較すると32%の減少となる。
個別の市場では、欧州排出権取引制度(EU ETS)が引き続き世界最大の炭素市場となっており、2008年の取引量は38億トンに達した。しかしながら、2009年の取引額の予想では、世界の炭素市場と同様に減少し、前年比33%減とみられる。
明るい材料としては、米国の北東部10州が参加する「地域温室効果ガス・イニシアティブ(RGGI)」の取引量が、2008年の7,100万トンから2009年は3億3,900万トンに増加することが予想されている。これにより、RGGIは、2009年末までに世界の炭素市場の6%を占めることになるという。
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世界の炭素市場2009年の見通し:ポイントカーボン報告書