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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20090325

米国の科学者ら、新たな温室効果ガスを確認

カテゴリー:気候, 科学, 経済

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(米国マサチューセッツ工科大学より)

米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)、カリフォルニア大学スクリップス海洋研究所などの研究チームが3月12日、燻蒸ガスとして使用されているフッ化スルフリルは、今後の地球温暖化に大きな影響をもたらしかねないとする研究論文を、米国の学術誌「Journal of Geophysical Research」に発表した。

フッ化スルフリルは、燻蒸剤として広く使用されている臭化メチルが、モントリオール議定書に基づくオゾン層破壊物質として段階的に廃止されているため、その代替品として導入されてきた。燻蒸剤は、農業や建設業において、害虫の防除を行う際に欠かせない物質である。

本研究では、フッ化スルフリルの寿命が、これまでの推定の8倍に当たる、約36年であることが確認された。現時点において、フッ化スルフリルの大気中濃度は、1.5pptと極めて微量だが、「二酸化炭素の4,800倍もの温室効果がある」と、MIT・グローバルチェンジサイエンスセンター所長のロナルド・プリン博士は説明する。

幸い、本格的な生産には至っておらず、潜在的な温室効果ガスの放出を食い止める時間は、まだ残されている。多くの工場が量産体制に入る前に、この特殊化合物の温室効果リスクが判明したことで、産業界は、事業の計画変更が可能な時期に、他の代替品を検討するチャンスを与えられたといえる。

DSR指標= D DSR指標とは?

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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090325_1.html
米国の科学者ら、新たな温室効果ガスを確認

 
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