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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年03月29日
アジア開発銀行と日本、バングラデシュの気候変動対策を支援
(アジア開発銀行より)
フィリピン、マニラ発-アジア開発銀行(ADB)は3月18日付けのリリースで、日本特別基金(JSF)はADBを通じて、バングラデシュの気候変動対応策のために、200万米ドルを技術援助補助金として支出すると発表した。バングラデシュ政府は食料安全保障や災害対策など気候変動に関わる主な問題に取り組む10年間の戦略的行動計画を実行する。
バングラデシュは、低地にデルタがあり、台風の被害を受けやすい位置にあり、極端な気象現象の影響も受けやすい。近年は、気温が通常より高くなっており、モンスーン雨は強まり、ますます多くの熱帯性低気圧と暴風雨が発生しており、気候変動との関連性が指摘されている。今後も気温の上昇が続くと予想されていることから、平均的な海面上昇は、2050年までに約30センチメートルに達すると予測されており、同国の約14%が浸水する可能性が高いと考えられている。
今回の支援は、環境・森林省などの政府機関の能力向上のほか、具体的な気候変動緩和・適応プログラム・計画を作成も対象となっている。民間企業などのステークホルダーが、京都議定書のクリーン開発メカニズム(CDM)で炭素クレジットを取得できるクリーンエネルギー事業に投資するように奨励するために、副プログラムも行われる予定。
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アジア開発銀行と日本、バングラデシュの気候変動対策を支援