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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年04月09日
気候変動の影響に備えるEU:適応策をまとめた白書を発表
(欧州連合より)
ベルギー、ブリュッセル発―欧州委員会は4月1日、気候変動に対する欧州連合(EU)の適応力を高めるために必要な対策をまとめた白書を発表した。EUと加盟国が気候変動の影響に備えるための枠組を示すものとなっている。最近の研究では、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の2007年報告書より早い時期に、より厳しい影響が出るとみられている。
欧州委員会のスタブロス・ディマス環境担当委員は、「私たちは排出量削減に力を注がなくてはならないが、その努力をもってしても、ある程度の気候変動は避けられない。そのため、政府、企業、地域が協力して総合的な適応戦略を立て、EUの政策に組み込んでいくことが重要だ」と語る。
この白書では、2段階の取り組みを示しており、2012年までを第1段階とし、2013年以降の総合的な適応策に向けて準備を行うとしている。さらに、気候変動のリスクや影響、優良事例などの情報交換を行う情報センターの仕組みも必要だと指摘している。
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気候変動の影響に備えるEU:適応策をまとめた白書を発表