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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年04月15日
南極:ウィルキンス棚氷をつなぎ止めてきたアイスブリッジが崩壊
カテゴリー:生態系
(国連環境計画より)
国連環境計画(UNEP)は4月7日、南極のウィルキンス棚氷を2つの島につなぎ止めていたアイスブリッジが一部崩壊したと伝えた。南極地域に及ぼす気候変動の影響が明確になってきていると警告する。
欧州宇宙機関(ESA)の衛星画像によると、長さ40キロメートルのアイスブリッジがウィルキンス棚氷をかろうじて押しとどめていたが、最も幅の狭い部分で崩壊したことが明らかになった。ウィルキンス棚氷は、1990年代から後退しており、ここ数十年で崩壊が始まった多くの棚氷の中の一つ。
UNEPのChristian Lambrechts氏は、「アイスブリッジの崩壊が直接的に海面上昇に影響することはないが、棚氷の崩壊をもたらして氷河の安定性を損なう間接的影響が考えられる」と述べ、さらに「アイスブリッジが崩壊すると、太陽放射を吸収しやすい海面部分が広がり、さらなる温暖化
につながる」と語る。
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南極:ウィルキンス棚氷をつなぎ止めてきたアイスブリッジが崩壊