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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年04月18日
インドの世界遺産地域 技術利用で気候変動の脅威から身を守る
(世界自然保護基金より)
インド、モスニ発―4月9日、世界自然保護基金(WWF)が伝えたところによると、インドのスンダルバンス国立公園(注)に位置する人口2万人のモスニ島では、住民がさまざまな技術を利用して、気候変動による脅威から自らの身を守ろうとしている。この島の住民にとって、破壊的なサイクロンや上昇する海面などといった気候変動の影響は、ますます深刻な影響を及ぼしているという。
WWFは最近、モスニ島に気候変動適応策センター(Climate Adaptation Centre)を開設したばかり。センターは、早期警報のための電子システムや防災セット、気候変動影響に適応するための知識や資料、技術、学生向け教材などの不可欠なサービスを提供することで、島民の気候変動対処を助けることを目的としている。
モスニ島は標高が低く、スンダルバンスに浮かぶ島の中では二番目に脆弱な島だが、WWFは、今後センターに集められる情報によって、モスニ島だけでなく、周辺のスンダルバンス内の島も助けられるだろうとしている。
注:マングローブ林を中心とした世界最大のデルタ地帯。1987年に世界遺産に登録された。
(参照サイト)
・社団法人 日本ユネスコ協会連盟
・全国地球温暖化防振活動推進センター
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インドの世界遺産地域 技術利用で気候変動の脅威から身を守る