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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年04月20日
豪政府主導の世界炭素回収・貯蔵技術研究所が正式発足
(オーストラリア首相HPより)
オーストラリアのケビン・ラッド首相は4月16日、キャンベラで開かれた世界炭素回収・貯蔵技術研究所(GCCSI)の設立総会で同組織を正式に発足させた。GCCSIは、炭素の回収・貯留(CCS)技術の世界規模での展開と情報共有を促進するために豪政府が設立。同政府は年間最大1億豪ドルを拠出する。
GCCSIは、CCS事業・技術の国際協力を促進するイニシアチブで、CCS技術の展開に弾みをつけることによる国際的な気候変動解決策の形成を目指す。2020年までにCCS技術の普及を目指す主要8カ国の目標達成にも重要な役割を果たすと見込まれている。
すでに強力な支持を世界中から広く集めており、合計85の政府・企業・団体が創立メンバーあるいは共同参加メンバーとして署名している。内訳は下記の通り。
・各国政府政府:18(日本、米、英、仏、独、インドネシア、メキシコ、南アフリカ、アブダビなど)
・豪国内州政府:5(クイーンズランド州、ビクトリア州など)
・企業:41(国際石油メジャー、電気・エネルギー企業など。日本からは商社、電気機器メーカー、建設会社、総合重機メーカーなど)
・政府系金融機関:2(日本の国際協力銀行とアジア開発銀行)
・業界団体/研究機関/環境関係団体:15(日本の石炭エネルギーセンター、世界石炭協会、ロンドン大学、クリントン財団など)
・共同参加メンバー:4(国際エネルギー機関、世界銀行、中国政府など)
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090420_1.html
豪政府主導の世界炭素回収・貯蔵技術研究所が正式発足