（FoEより）

FoEは４月15日、１年前に英国でバイオ燃料の導入が義務化されたことで、バイオ燃料の二酸化炭素排出量が代替となる化石燃料の二倍に達した可能性を示す研究報告書を発表した。この排出量増加は50万台の自動車を道路で走らせる量に匹敵する。

控えめな推定でも、2008年４月に実施された再生可能燃料導入義務制度により、森林伐採の影響から二酸化炭素排出量が130万トン増加した可能性がある。今回の新しい数字が発表された同日に、英国政府は石油とディーゼルに含まれるバイオ燃料の割合を2.5％から3.3％に引き上げた。

FoEが独立コンサルタント業者に委託して行った研究では、英国のバイオ燃料を栽培するために作ることができなくなった食料作物を植えるために、伐採されている森林について推定している。こうしたデータは現在のところ、政府の統計に含まれていない。

FoEは英国政府に対して、二酸化炭素排出量が増加しているのではなく、削減されていることを閣僚が確認できるまで、バイオ燃料の導入義務制度を保留にして、代わりに、優れた公共交通機関の構築、自動車による移動回数の削減、低燃費車利用の促進を行うように呼びかけてる。

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