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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年04月22日
ドイツ 温室効果ガス排出量が1990年以来最低に
(ドイツ連邦環境省より)
ドイツ連邦環境省は3月29日、2008年のドイツの温室効果ガス総排出量が前年比でほぼ1,200万トン減少したと発表した。総排出量は二酸化炭素(CO2)換算で9億4,500万トン。京都議定書で定められたドイツの温室効果ガス排出量削減目標は、2008年から2012年までで平均21%(1990年比)となっている。同省が発表した数字によると、2008年は23.3%の削減となったため、ドイツはこれで京都議定書の目標値を達成した。
連邦環境省のジグマール・ガブリエル大臣は、「この削減率の1~2%は経済危機によるものだとしても、これらの数字は私たちの気候保護政策がうまく機能している証拠だ。ドイツは気候保護において世界の先頭に立っており、京都議定書の目標を3年前倒しで達成した。今後は2020年までの削減目標達成に向けて、再生可能エネルギーの使用拡大とエネルギー効率向上を掲げた私たちのすばらしい政策を継続し、かつ強固にしなければならない」と語っている。
温室効果ガスの中で最も大きく削減されたのは、2008年のドイツの温室効果ガスの88%を占めたCO2で、940万トンの削減だった。ドイツ連邦環境庁のアンドレアス・トローゲ長官によると、CO2排出量が減った主な理由は、無煙炭と褐炭の需要が減少し、同時に天然ガスや再生可能エネルギーなどの低排出型エネルギーの使用が増加したことだという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090422_1.html
ドイツ 温室効果ガス排出量が1990年以来最低に