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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年04月25日
研究報告:微生物が二酸化炭素からメタンを生成
(米国ペンシルベニア州立大学より)
米国ペンシルベニアア州ユニバーシティ・パーク発―3月30日付けの米国ペンシルベニア州立大学のリリースによると、同大学のエンジニアチームは、電力を使って、二酸化炭素と水からメタンを生成する微生物が、カーボン・ニュートラルな持ち運びできるエネルギー源となりえる可能性があることを確認した。
同大学の環境工学のブルース・E・ローガン教授は、「微生物の電気分解細胞で作られる水素について調べてきたのだが、作られるのはメタンばかりだった」と述べた。
メタン生成微生物は湿地やゴミ捨て場でメタンを生成するが、科学者は水素や酢酸塩などの有機物質をメタンに変えているのだと考えていた。しかし、今回の研究により、微生物の電気分解細胞で水素を生成しようとする際に、予想以上のメタンが生成されていることが明らかになった。
電気分解細胞の場合、二酸化炭素を供給原料として使用しながら、電力でメタンを生成する効率が80%であり、電力が太陽光や風力による発電などの非炭素エネルギー源によって提供されるならば、カーボン・ニュートラルになる。
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研究報告:微生物が二酸化炭素からメタンを生成