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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年05月04日
国連事務総長 「気候変動との闘いと国際協力がアラル海消失を救うカギ」
(国連より)
国連の潘事務総長は4月28日、「ここ数十年で7割縮小した中央アジアのアラル海消失を防ぐ解決策はいかなるものでも、この地域への協力と気候変動との闘いが重要であることを踏まえたものでなければならない」と述べた。
カザフスタンのアルマトイで開催されたアラル海救済国際基金の首脳会議で、潘事務総長が加盟国に向けて語ったところによると、かつては世界で4番目に大きい湖だったアラル海の枯渇が中央アジアに暮らす人々の生活と国々の繁栄を脅かしているという。
また、この問題に加え、アラル海に水を注ぐキルギスタンとタジキスタンの山岳氷河も驚くべき速さで融解している。2050年までに、アムダリア川の水流が40%、シルダリヤ川が30%減少する可能性がある。
世界では深刻な経済危機の最中だが、潘事務総長は、「(こうした状況下でも)中央アジアの政策決定者が、アラル海流域も含めた中央アジアにおける生態系の問題を共通課題として議論しようと同意したことに励まされた」と語った。
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国連事務総長 「気候変動との闘いと国際協力がアラル海消失を救うカギ」