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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20090512

研究報告:気候変動に及ぼす火事の影響を考慮すべき

カテゴリー:気候

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(米国国立科学財団より)

気候変動に及ぼす火事の影響とそのフィードバックを研究した論文が4月24日付の米科学誌「サイエンス」に発表された。22人の研究者によるこの論文では、意図的に森林を焼く火事だけでも、人為起源の二酸化炭素排出量増加の5分の1にあたるという。

研究者たちは、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)に対して、地球の気候変動評価の中に火事による影響を組み込み、これまでの地球モデルではほとんど目を向けてこなかった火事と気候との間のフィードバックを考慮するよう要請している。

研究メンバーであるタスマニア大学(豪)のデビッド・ボウマン氏は、最近大規模な山火事が頻発していることや、人間活動による気候変動に伴って火事の形態も変化している可能性を指摘する。また、ジェニファー・ボルチ(Jennifer Balch)氏は、多湿の熱帯地方でも農地拡大などを目的とした火事が多いと語る。

研究者たちは、火事が気候に及ぼす影響についてはまだ研究が始まったばかりだとし、十分な理解を得るためにはまだ多くの研究が必要であると強調する。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090512_1.html
研究報告:気候変動に及ぼす火事の影響を考慮すべき

 
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