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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年05月13日
報告書:建物のエネルギー使用削減に向けて建築部門の変革を
(持続可能な開発のための世界経済人会議より)
スイス、ジュネーブ発―持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)は4月27日、建物のエネルギー効率に関する調査プロジェクトの報告書を発表した。この報告書は、2050年までに建物のエネルギー使用を60%削減する方法を提示しているが、そのためには、直ちに建築部門の変革に取り組むべきだとしている。
建物はエネルギー使用が多く、気候変動への影響も大きい。直ちに行動しなければ、多くの新築建物がエネルギー効率を考慮することなく建築されてしまい、また、非効率な既存建物は必要以上のエネルギーを2050年まで使い続けてしまう。
この調査プロジェクトは、米国、欧州連合、日本、中国、インド、ブラジルを対象に4年間かけて行われたもので、報告書は次のような提言をしている。
・ 建築基準とエネルギー表示ラベル制度の強化
・ エネルギー効率化への投資を促す補助金と価格シグナルの利用
・ 統合的な設計手法と革新の奨励
・ 最新技術の開発と利用
・ 省エネに向けた従業員の能力開発
・ エネルギー効率化への意識啓発
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この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090513_1.html
報告書:建物のエネルギー使用削減に向けて建築部門の変革を