本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年05月24日
オバマ大統領、国レベルの燃費基準政策を発表
(ホワイトハウスより)
米国、ワシントンDC発─米国のバラク・オバマ大統領は5月19日、燃費向上と温室効果ガス排出量削減を目的とした、国内で販売される新規乗用車・小型トラック全てを対象とする新たな国レベルの政策を始動させた。
2012年型から2016年型までを対象とする新基準は、平均燃費基準を最終的に2016年までに1リットル当たり15.1キロメートル(1ガロン当たり35.5マイル)まで引き上げる。毎年平均5%以上燃費が向上することで、基準適用期間内に販売される自動車が寿命を迎えるまでに節約できる石油量は18億バレル、温室効果ガス排出量は9億トン削減可能と予測されている。新基準は、2007年に連邦議会が成立させた企業平均燃費(CAFE)規制よりも厳しいものとなる。
新基準策定にあたっては、運輸省、環境保護庁、世界の自動車トップメーカー、自動車労働者組合、環境団体のリーダー、カリフォルニア州をはじめとする州政府と協議するなど、関係者全てとの前例のない協力があった。
このような国レベルでの燃費基準と温室効果ガス排出抑制の政策は、規制としての確実性と予測性があり、規制遵守にかかるコストを大幅に削減する柔軟性も盛り込まれているため、自動車メーカーに歓迎されている。
DSR指標= DSR指標とは?
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090524_1.html
オバマ大統領、国レベルの燃費基準政策を発表