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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年05月26日
EU ETS参加企業、2008年の排出量は3.06%減
(欧州連合より)
欧州排出量取引制度(EU ETS)に参加している事業所から2008年に排出された検証済み温室効果ガス排出量は21.18億トン(二酸化炭素換算)で、前年比3.06%減となった。これは、欧州連合(EU)が5月15日、加盟国の登録簿(レジストリ)の情報に基づき発表したもの。
EU ETSは2008年から第2取引期間(2008年-2012年)に入り、排出枠(アローワンス)が6.5%削減されたことも排出量削減に影響し始めている。また、この3.06%の排出量削減は、EU加盟27カ国のGDPが0.8%成長する中で実現された。
EU ETS対象部門も経済低迷の影響を受けたが、景気後退の始まる前に炭素価格上昇への対応として排出量削減対策に取り組んだことも今回の削減につながっている。一方、2008年のEU ETS対象施設数は11,359で、前年より213カ所減少したが、これは小規模施設を対象から除く規則が適用されたことによる。
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EU ETS参加企業、2008年の排出量は3.06%減