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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年05月27日
米国の2008年のエネルギー関連CO2排出量2.8%減少
(米国エネルギー情報局より)
米国エネルギー情報局(EIA)は5月20日付けリリースで、2008年の米国の化石燃料による二酸化炭素(CO2)排出量が、2007年の59億6,700万トンから58億200万トンへと2.8%減少したことを示す暫定的な推定値を発表した。エネルギー関連のCO2排出量が年間にこれほど多く減少したのは、EIAが温室効果ガスの排出量に関する年次報告を開始して以来初めて。
国内総生産(GDP)で見ると、2008年の経済は年末の景気の低迷にも関わらず1.1%成長した。一方で、同年のエネルギー需要は2.2%、エネルギー原単位(GDP当たりのエネルギー消費)3.3%、炭素原単位(GDP当たりの二酸化炭素排出量)は3.8%と、それぞれ減少している。
排出量の減少に影響を及ぼした要因としては、記録的な高さの石油価格や2008年後半の経済活動の衰退が挙げられる。石油関連の排出量は6%減少しており、エネルギー関連のCO2排出量の全体的な削減の大部分を占めている。
1990年以降、米国のエネルギー関連CO2排出量は15.9%増加している。エネルギー関連CO2排出量は、米国の温室効果ガス排出量の80%以上を占めている。
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米国の2008年のエネルギー関連CO2排出量2.8%減少