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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年06月03日
世銀、中国の炭層/炭鉱メタンの開発・利用に8,000万ドルの融資を承認
(世界銀行より)
米国、ワシントン発―世界銀行理事会は5月19日、石炭の代替えとして炭層メタン(CBM)や炭鉱メタン(CMM)の開発と利用促進を支援するため、中国に対し8,000万ドルの融資を承認した。中国の増大するエネルギー需要に応え、かつ、石炭燃焼に伴う温室効果ガス排出と大気汚染の軽減を目指している。
中国のエネルギー需要はこれまで主に国内産石炭により賄われてきており、2007年には同国の総エネルギー消費の69%を占めていた。石炭の生産と消費が急速に増えたことは、深刻な大気汚染や温室効果ガス排出の急増につながっている。
石炭を採掘する際には、温室効果ガスの一つであるメタンガスが大気中に放出されるが、メタンは二酸化炭素の約21倍もの強力な温室効果を持つとされている。しかしながら、採掘途中や採掘の前にメタンガスを回収すれば、高品質のクリーンエネルギーとして利用できる。
中国政府は、クリーンエネルギー源の推進や採掘作業の安全性向上、温室効果ガス削減などを目指す総合的な取り組みの一環として、炭層メタンや炭鉱メタンの開発と利用を大幅に増やすことを計画している。
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世銀、中国の炭層/炭鉱メタンの開発・利用に8,000万ドルの融資を承認