本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年06月04日
グローバル人道フォーラム報告書:気候変動による人間への影響を分析
(グローバル人道フォーラムより)
英国、ロンドン発―グローバル人道フォーラムのコフィ・アナン会長は5月29日、気候変動が人類に及ぼす影響についての最新報告書「仮訳:気候変動による人間への影響――沈黙の危機の分析――」(Human Impact Report: Climate Change - The Anatomy of a Silent Crisis)を公表した。人体が受ける気候変動影響を考察した包括的な報告書は世界で初めて。
報告書によると、気候変動による死者数は現在のところ年間30万人以上で、2030年までには年間約50万人に達する見込みだという。また現在、気候変動の深刻な影響を受けている人は年間3億2,500万人だが、20年後には2倍以上の年間6億6,000万人になると推定された。
さらに気候変動による年間被害総額も予測。現在すでに1,250億ドルに達しているという年間被害総額は、先進国から途上国に流れている支援金の年間総額をはるかに上回っており、2030年までには3,400億ドルに増加する恐れがあるという。
また、考えられる最悪の結果を避けるために、気候変動による被害者数の99%を占める途上国では気候変動の適応策を大幅に拡大する必要があるとしている。
DSR指標= DSR指標とは?
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090604_1.html
グローバル人道フォーラム報告書:気候変動による人間への影響を分析