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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年06月05日
世界の2008年炭素市場は1,260億ドル以上、前年の2倍:世銀報告書
(世界銀行より)
スペイン、バルセロナ発―金融界の混迷にもかかわらず、2008年の世界の炭素市場は1,260億ドル以上に達したと推計され、前年の2倍となったことが、世界銀行の報告書により明らかになった。この報告書(State and Trends of the Carbon Market Report 2009)は、スペインのバルセロナで開催された「カーボンエキスポ」で5月27日に発表された。
報告書は、欧州排出量取引制度(EU ETS)におけるEUアローワンス(EUA)の取引、京都議定書のクリーン開発メカニズム(CDM)と共同実施(JI)に関する取引、そして自主参加型排出量取引市場のデータに基づいて作成されている。
報告書によると、2008年は、途上国でのCDMプロジェクトに基づく取引額が65億ドルと推定され、前年から12%減少した。しかしながら、欧州連合は最近、2013年以降の排出量削減を示した包括法案を承認しており、米国も総合的な気候変動政策を検討している。このような動きは、途上国からの排出権供給を拡大させる機会になるとみている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090605_1.html
世界の2008年炭素市場は1,260億ドル以上、前年の2倍:世銀報告書