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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年06月11日
英国大学の学生、ソーラー上昇気流タワーの試作成功
(ポーツマス大学より)
英国ポーツマス大学の6月4日付けリリースによると、工学専攻の学生のクラウス・フォルケニング(Claus Volkening)氏は、貯水タンクを使った太陽エネルギーの保存装置を設計し、試験を実施した。
ソーラー上昇気流タワーのプロトタイプはスペインで構築されたが、1989年の暴風雨で破壊された。夜間も発電を続ける小規模なモデルの構築に成功したのは、フォルケニング氏が初めて。
フォルケニング氏は、「世界で再生可能エネルギーへの需要がますます高まるなか、グリーンなエネルギーを保存する簡単で安価な方法が強く求められている」と指摘しながら、「夜間に太陽光発電ができる方法を探したところ、貯水タンクで日中の太陽エネルギーを保存することで、太陽光発電所で作られるエネルギーの供給を均一にできることがわかった。今回のモデルでは、日没時に気温が下がっても、電力は安定して供給されていることが確認されている」と述べた。
フォルケニング氏のモデルは、高さ1キロメートルのガラスまたはプラスチックで作られたタワーを、上面面積が16平方キロメートルの貯水タンクの上に設置することで、温室効果を再現することに基づいている。発電容量は100メガワットで英国の家庭8万件の電力供給を賄うことができる。
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英国大学の学生、ソーラー上昇気流タワーの試作成功