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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年06月19日
研究報告:低炭素な旅行業・観光業の実現に向けて
(世界観光機関より)
スペイン、マドリード発-世界観光機関(UNWTO)は6月5日、デンマーク・コペンハーゲンで5月24日から26日にかけて開催された、気候変動に関する世界ビジネスサミットにおいて、報告書「低炭素な旅行業・観光業の実現に向けて(Towards a Low Carbon Travel and Tourism Sector)」が、世界経済フォーラム(WEF)より発表されたと伝えた。
これは、WEF、UNWTO、国際民間航空機関(ICAO)、国連環境計画(UNEP)、旅行・観光業界のトップ企業が共同で作成した研究報告書で、運輸・宿泊など、さまざまな部門における温室効果ガス排出量の緩和策を提案している。
「この報告書は、現代社会における最も根本的な問題、つまり、持続可能で低炭素なライフスタイルに変えていくための方法を示している」と、UNWTOのジェフリー・リプマン事務局長補佐は語る。「気候変動と二酸化炭素の排出削減において、観光業が重要な役割を担っていることに気づくだろう」。
報告書では、グリーン経済への転換に資金を振り向ける市場メカニズムや革新的手法を検討するとともに、新たな官民連携を呼びかけている。また、排出量取引に関する航空業界のアプローチを支持し、気候変動緩和プロジェクトに融資するための基金創設に向けて、収益を回収することなどを提案している。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090619_1.html
研究報告:低炭素な旅行業・観光業の実現に向けて