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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年06月26日
バングラデシュ政府、太陽光発電の設置を検討 サイクロン「アイラ」の生存者を支援
(ENSより)
バングラデシュ、ダッカ発-バングラデシュのシェイク・ハシナ首相は6月17日、国内の送電網への負担を軽減するため、都市部の教育機関やモスクの屋上に、太陽電池パネルを設置する可能性がある、と語った。現在、同国における家庭用太陽光発電の利用は、特定の農村部に限られているが、頻発する電力危機の解決策として、都市部における太陽光発電の拡大を検討している企業があるという。
ハシナ首相は、サイクロン「アイラ」の被災者救援基金へ寄付するために執務室を訪れた、金融機関の代表らと会談する中で、都市部における再生可能エネルギー導入の必要性を強調した。バングラデシュでは、温室効果ガスの排出に伴う地球温暖化の影響で、自然災害が相次いでいる。
5月25日、サイクロン「アイラ」が、バングラデシュ南部とインド東部を直撃し、300人が死亡、数百万人が避難している。食料や飲料水の不足が深刻化しており、胃腸疾患が蔓延している。また、高潮により、海岸沿いの農業地域が塩水に浸かってしまった。首相は、政府の対応として、沿岸地域のサイクロンセンターを増やし、高潮に耐えうる強固な堤防の整備に向け、必要な措置を講じると述べている。
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バングラデシュ政府、太陽光発電の設置を検討 サイクロン「アイラ」の生存者を支援