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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年07月11日
WTOとUNEP:貿易と気候変動との関連をまとめた報告書を発行
カテゴリー:社会
(国連環境計画より)
国連環境計画(UNEP)は6月26日、世界貿易機関(WTO)との共同報告書「貿易と気候変動」("Trade and Climate Change")を発表した。WTOとUNEPは、共同で持続可能な開発を追求しており、今回の報告書は両者の共同研究の成果となる。
今回の報告書は、貿易と気候変動との共通点を、(1)気候変動の科学、(2)経済、(3)気候変動に対する多国間の取組み、(4)気候変動の国家政策とそれが貿易にもたらす影響という4つの観点から調査したもので、UNEPは、「世界は今までどおりのやり方を続けることはできない。気候変動の交渉も貿易自由化の交渉もどちらもうまくまとめる必要がある」と報じた。
WTOのパスカル・ラミー事務総長とUNEPのアヒム・シュタイナー事務局長は、「この重要な課題については、多国間の協力が極めて重大で、将来世代のための持続可能な開発を達成するための第一段階は、進行中の気候変動の交渉をうまくまとめることだ」と述べた。両者は、2009年12月のコペンハーゲン会議で確固とした協定に調印するよう、国際社会に促している。
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WTOとUNEP:貿易と気候変動との関連をまとめた報告書を発行