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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年07月15日
英国 科学者が低炭素型社会実現のためのロードマップを発行
(英国王立協会より)
英国王立協会は6月29日、エネルギー生産の新たなビジョンを訴える最新報告書を発表した。低炭素型社会を築くための今回の報告書(Towards a low carbon future)では、電力の脱炭素化における技術の役割を、短期(2020年まで)、中期(2020~2050年)、長期(2050年以降)のそれぞれで計画している。それぞれの計画は次のとおり。
・短期計画:風力、潮力、バイオマスなどの再生可能エネルギーの展開、二酸化炭素回収・貯留技術(CCS)、安全な核廃棄などの問題への取組みがなされれば原子力発電復活
・中期計画:新たな海洋技術、バイオエネルギー、先進的な太陽光技術、合成燃料開発、広範囲なCCS展開
・長期計画:先進的なエネルギー貯蔵技術、風力、海洋、太陽からの断続的なエネルギーを広範囲で利用するための送電技術、核融合の可能な展開
報告書の主要執筆者であるジョン・シェパード教授は、「将来世代のため、私たちには、気候が劇的に変わるまで、あるいは石油が枯渇するまで待っている余裕はない。英国が世界のリーダーシップを取りたいなら、議論を行動に変えなければならない」と述べている。
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英国 科学者が低炭素型社会実現のためのロードマップを発行