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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年07月25日
英国政府、水道事業者に「英国気候予測2009」に基づく業務計画策定を義務付け
(英国環境・食糧・農村地域省より)
英国のダン・ノリス政務次官(環境・農村地域担当)は7月9日、環境・食糧・農村地域省が先月発表した、「英国気候予測2009」に関する特別会議の場で、水道事業者に対し、業務計画の策定時に同予測を使用するよう要請した。
「英国気候予測2009」は、温室効果ガスの削減対策が何も行われなかった場合に、英国が直面する変化(暖かく湿った冬、暑く乾燥した夏、海岸浸食のリスク増大、厳しい気象状況など)を示している。そして、たとえ温室効果ガスを削減しても、いくつかの気候変動は避けられないことを強調している。
これらの変化はすべて、水道事業者が行っている高品質な上下水道サービスの提供に影響を及ぼす可能性がある。したがって、すべての水道施策、水道管理業務において、利用可能な最善の科学を用いた気候変動戦略を一体的に行うことが重要である。「水という特異で絶対不可欠な資源を守るために、我々はあらゆることをしなければならない」と、ノリス政務次官は語る。
水道事業は、水資源管理の法定計画策定時に、同予測を用いることが義務付けられた初の産業部門。政府は現在、103の優先組織に対して、気候変動が事業経営に及ぼすリスクと現在実施している対応策を政府に報告すること義務付ける提案を協議している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090725_1.html
英国政府、水道事業者に「英国気候予測2009」に基づく業務計画策定を義務付け