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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年07月26日
オーストラリア 最新報告書で気候変動のリスクが明らかに
(オーストラリア気候変動・水資源担当大臣HPより)
オーストラリアのペニー・ウォン気候変動・水資源大臣は7月9日、気候変動のリスクに関する最新報告書「気候変動2009:速度を増す変化と高まるリスク」(Climate change 2009: Faster change and more serious risks)を発表した。それによると、気候変動が初期の見込みよりも速いスピードで進んでおり、その危険もより深刻であることが明らかになった。報告書はオーストラリア国立大学の気候変動研究所がまとめた。
報告書が出した結果は主に3つ。
(1)気候システムは初期の見込みよりも速く変化しているようである。
(2)気候システムが限界点を超えることを回避するためには、温室効果ガス排出量を効果的に削減する必要が急務である。
(3)氷床の融解と炭素循環の力学がいったん限界点を超えると、その流れは人間の介入で止めたり覆したりすることができない。
ペニー・ウォン大臣によると、今回の報告書は、海面上昇、海洋の酸性化、水利用可能量の変化に影響する氷の融解など、オーストラリアにとって重要な科学分野が急速に変化していることに着目しているという。大臣は、「オーストラリアが受ける気候変動の悪影響がより強固なものになった」と述べている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090726_1.html
オーストラリア 最新報告書で気候変動のリスクが明らかに